朝起きた時に「顔がむくんでいる」と感じたことはありませんか?
目が腫れぼったくみえたり、フェイスラインがぼやけていたりと、鏡を見た時に衝撃を受けた経験がある方も少なくはないと思います。
では、なぜ朝起きた時に顔がむくんでしまうんでしょうか?
むくみの原因
一般的にむくみは、体内に水が溜まることが原因とされています。
余分な水分を体外に排出するためには、血液やリンパ液などの体液を巡らせて身体を循環させる必要があります。

寝ている時は水分を摂ることが出来ないため、身体の水分が足りなくなります。
ですが、身体を循環させる際に体内の水分が足りないと、身体の巡りが上手く出来なくなってしまいます。
それにより、身体の循環がスムーズに出来なくなるため、むくみが起こりやすくなると考えられています。
むくみと水分の関係
体内にある水分は、むくみと大きく関係しています。
人間の体内には、血液が流れる血管とリンパ液が流れるリンパ管が張り巡らされています。
その通り道を通って、血液やリンパ液は全身を巡りますが、その際に毛細血管から水分が染み出します。

むくみとは、細胞の間に水分が溜まった状態をいいます

体内の水分
私達の体内にある水分は、成人の場合、身体のおよそ60%~65%と言われています。
その水分は「細胞の中に含まれる水分」や「血液に含まれる水分」「細胞の外に染み出ている水分」で、これらの水分は毛細血管を通っています。
Point
毛細血管を行き来した水分は、細胞に栄養を届けたり、老廃物を除去したりしていますが、そのバランスが崩れることで細胞の間に余分な水分が溜まり、むくみが発生すると考えられています。
どんな時に「むくみ」が起こるのか?
「むくみ」が起きる原因としては、主に血液の循環が悪くなることにより引き起こされると考えられています。
私達の身体に必要な酸素や栄養は、血液にのって体内の隅々まで届けられています。
体内に届け終わった血液は、二酸化炭素や老廃物を回収して、心臓に戻っていきます。
血液が上手く心臓に戻らず、流れが停滞すると、そこから水が必要以上に染み出し、むくみが起こります。

身体の中で最もむくみやすいのは、足といわれています。
デスクワークや同じ姿勢を取りやすい人が、夕方になると脚がパンパンになるのは、ふくらはぎ等の下肢の筋肉を動かさなかったためと考えられます。
筋肉を動かさないでいると、重力の関係で身体の下に血液が溜まり、足がむくんでしまいます。
Point
足に溜まった血液を心臓に戻すには、ポンプの役割を果たしてくれるふくらはぎの筋肉を動かす必要があります。
ふくらはぎの筋肉が動くことで血流を促し、血液を押し上げます。
顔がむくむのはお酒のせい?
お酒をたくさん呑むと、翌朝に顔がむくむと聞いたことはないでしょうか。
ですが、お酒を飲んだ翌朝の顔のむくみはアルコールのせいではなく、お酒と一緒に塩分の多い食事を摂っていることがひとつの原因と考えられます。

お酒を飲むと、お新香や塩分の多い食べ物、締めのラーメンなど、どうしても塩分が高い食べ物を求めてしまいますよね…

身体には、塩分の濃度を一定に保とうとする働きがあります。
塩分を摂り過ぎると、体内の塩分の濃度を薄めるために、身体が水分を溜め込みやすくなります。それが、むくみにつながります。
利尿作用があるお酒は「お酒を飲んだからむくむ」というように、むくみには直接的には関係していないと考えられます。
ですが、必要以上の水分を尿として体外へ排出してしまうため、結果的に身体が水分不足の状態になりやすく、むくみにつながってしまいます。

お酒絵を飲む場合は、就寝までの時間を空け、水分をたっぷり摂り、塩分を摂り過ぎないようにする事がポイントとなってきます。
睡眠不足
人は寝ている間に、血液やリンパ液などの体液を循環させ、老廃物を体外に排出する準備をしています。
また、筋肉や筋肉の修復も、寝ている間に行われているといわれています。

睡眠時間が少ないと、老廃物を体外に排出する準備が間に合わず、余分な水分や老廃物を体内に溜めこみやすくなります。

疲労回復も遅くなるため、十分な代謝が出来なくなります。
その結果、顔がむくみやすくなると考えられます。
水分不足
稀に、むくまないようにするために、水分を摂るのを控える方がいらっしゃいます。ですが、これは逆にむくみを引き起こしてしまう原因になり得ます。
余分な水分はむくみの原因にはなります。
ですが、水分を摂らないからといって、むくまないわけではありません。

人の身体には、適切な水分の割合を維持してくれる仕組みが備わっているため、水分を摂り過ぎれば尿として排泄されます。
むくまないようにするためには、水分摂取量を減らすよりも、水分を排出出来るように身体の血液の循環を良くする方が効果的と考えられます。
顔がむくまないためには
血液の流れを良くする
むくまないようにするためには、血液の循環を良くさせることが大切になります。

血液の循環を良くするためには、筋肉を満遍なく使えるようにする事が必要なため、運動等でふくらはぎを動かしていきます。
全身の筋肉を動かす事で、血流を促進させていきます。
身体を温める
身体が冷えていると、血液の循環が悪くなるため、むくみにつながります。
湯船に浸かったり、身体が冷えないような服装を心がけたり、手先や足先を冷やさないようにする事が大切になります。

身体を温めて、血液の循環を良くし、身体がむくまないようにしていきます。
塩分に気をつける
身体をむくませる塩分には、水を溜め込む性質があります。
カリウムは、塩分を尿に混ぜて排出してくれる働きがあるため、カリウムが豊富な食材を摂る事がむくみ防止にもつながると考えられています。

ほうれん草や小松菜、アボカドやバナナ等には、カリウムが豊富に含まれているため、むくみが気になる方は、意識して摂るのもおすすめです。
まとめ
朝起きた時に顔がむくむ原因は、身体の水分が足りない状態に加え、血液の循環が悪くなっていることが原因と考えられます。
また、血液循環が悪い中横向きになるため、皮膚の下に水分が溜まることにより、顔がむくみやすくなると考えられています。

むくみにくくするためには、日ごろからむくみにくい身体作りをすることが大切になります。
当サロンでは、お客様の身体の状態に合わせ、様々な手技と美容法を組み合わせた、オーダーメイドのコースをご提案しています。
むくみにくい身体を作るため、血液の循環を良くしていくメニューもご用意しています。
よもぎ蒸しで身体を温めたり、血液やリンパ液を内臓に促すトリートメントなどで、身体の根本から整えていきます。
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