アーユルヴェーダで健康に

アーユルヴェーダと聞くと、何を思い浮かべますか？

難しそうなイメージのあるアーユルヴェーダですが、実は、心も身体も健康にしてくれる、魔法のような健康法・美容法なのです。

アーユルヴェーダとは？

アーユルヴェーダは世界三大伝統医学の一つで、インド・スリランカで生まれた5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学です。

世界三大伝統医学とは？

世界三大伝統医学とは、中国医学(中医学)・アーユルヴェーダ(インド古典医学)・ユナニ医学(ギリシャ・アラブ医学)の事をいいます。

この3つの伝統医学が基となり、様々な考え方や発展と共に、世界中で今現在も使われいる、治療法・医学が誕生したとされています。

伝統医学とは？

• 独自の理論が確立されている
• 基となる書物が明確になっている
• 教育体制が整っている
• 専門の医師により治療が行われる

　心と身体の健康

例えば西洋医学は、病気や不調の原因となる細菌やウイルスなどを、投薬や手術でアプローチし、治療していきます。

「症状に対して理論的に分析し、症状の原因一点に集中して取り除いていく」というような、即効性を求める傾向があります。

対してアーユルヴェーダは、身体の根本から健康になる事を大切にしています。

オイルトリートメントや呼吸法、食事療法や睡眠などを毎日の生活に取り入れることで病気を予防し、心と身体の健康を保つことを目的としている予防医学です。

　アーユルヴェーダのトリートメント

アーユルヴェーダのオイルトリートメントでは、オイルを全身に流すことで身体と心のエネルギーが循環され、健康と心の安定が得られると考えられています。

トリートメントで使用するオイルは、体調やトリートメント内容によって選びますが、日本では、太白ごま油を使用する場合が多いです。

体調やトリートメント内容により、太白ごま油に他のオイルを混ぜ合わせる場合もあります。

他にも、バターから不純物を除いたギーや、ココナッツオイル、動物性の脂肪などを使用する場合もあります。

リラクゼーションで心の健康を保ち、体内のバランスを整えて身体の健康をサポートしてくれるもの。
それがアーユルヴェーダのトリートメントといわれています。

　アーユルヴェーダの種類

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アーユルヴェーダというと、頭からオイル流すシロダーラーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか？

シロダーラーもアーユルヴェーダの一種ですが、正確には、アーユルヴェーダの中のシローダーラーというトリートメント方法になります。

ここでいくつか、アーユルヴェーダのトリートメント法をご紹介していきます。

　アーユルヴェーダに期待できる効果

アーユルヴェーダは、体質や体調に合わせて行うため、個人差はありますが、幅広い効果が期待できます。

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実際にお客様からは、鼻詰まりの改善、頻尿・便秘改善、呼吸が深く吸えるようになった、汗をかけるようになった、などのお声もいただいています。

一人一人の体質や体調に合わせたケアで、生活習慣などを改善させていくのがアーユルヴェーダの醍醐味とされています。
よって、必然的に効果が期待できるというわけなのです。

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身体の機能とアーユルヴェーダの関係

身体には、新鮮な酸素や栄養素を吸収し老廃物や毒素を排出させるという、身体を巡らせる機能が備わっています。

ですが、身体の疲労や不調などで機能が乱れていくため、老廃物や毒素の排出をアーユルヴェーダの力で補っていきます。

Point

アーユルヴェーダでは、トリートメント「アヴィヤンカ」によって、身体の巡りが促進されていきます。
身体が巡ることによりもたらされるもの全てが、アーユルヴェーダの効果といえます。

アーユルヴェーダは、中枢神経をリラックスさせ、心の感覚も研ぎ澄まさせてくれるといわれています。
そのため、ストレス緩和や不眠などのリラクゼーション効果も期待できます。

ストレスにお悩みのお客様が、お医者様におすすめされ、アーユルヴェーダを受けにいらしたことがありました。

Luz

　心と身体のバランス

アーユルヴェーダでは、心と身体のバランスを重要視しています。

アーユルヴェーダでは、この３つのバランスを見ながら、診断や治療をしていきます。

VATA　

VATA　ヴァータ

一定の型にはまらない多様性が、ヴァータ体質の特徴といわれています。

特徴

• 好奇心が旺盛で活発的
• 行動力がある
• 刺激に敏感で繊細
• 見方や考え方、想像力等の視野が広い
• 自分の考えを持っていて、思考が明晰
• 新しい事や変化を好む
• 身体が冷えやすい
• 乾燥しやすい

何事にも活動的なため、心や身体のエネルギーが一気に出やすいタイプです。

そのため、気まぐれで飽きっぽい一面もあり、持続しづらい性質も持ち合わせているといわれています。

頑張りすぎてバランスが乱れてくると、無理をし過ぎてしまい、睡眠や食生活のリズムが不規則になりやすくなります。
また、身体が疲れやすく関節等を傷めやすかったり、冷え性、食欲不振などの特徴もみられることがあります。

「乾燥」や「冷え」が苦手なヴァータタイプは、風に当たり身体が乾燥し冷えると、ヴァータのバランスが増え不調を感じやすくなります。

体を温めて、心休まる休息をとる事がなによりも大切になります。

おすすめの過ごし方

• 休息や睡眠をたっぷりととる
• 規則正しい食事や生活
• 保湿を心がける
• 身体を冷やさないようにする
• 温かい飲み物やスープ、身体を冷やさない食材を食べる
• シナモンや生姜、クミンなどの身体を温めるスパイスを摂る

PITTA

PITTA　ピッタ

勇敢で機転がきき、素直な人がピッタ体質の特徴といわれています。

特徴

• 集中力がある
• チャレンジ精神旺盛
• 秩序を好み行動が効率的
• 完璧主義で負けず嫌い
• 情報収集や分析が得意
• 熱を溜め込みやすい
• 暑さや湿度、強い光が苦手
• 皮膚の炎症や目の充血が起こりやすい

何事においても完璧主義なため、負けず嫌いな部分もあり、頑張りすぎてしまうのが、ピッタタイプです。

自分に厳しい反面、バランスが崩れると怒りやすくなったり、嫉妬深くなる一面も持ち合わせているといわれています。

活動的で行動力があり「激しさ」が特徴な性質なため、頑張り過ぎてしまうと、身体のあちこちに熱をため込みやすくなります。

頑張り過ぎた頭の中を休ませるためにも、誰にも邪魔されないひと時が大切になります。
頭を空っぽに出来る瞑想もおすすめです。

おすすめの過ごし方

• 水分をたくさん摂る
• アルコールやカフェイン、刺激物を避ける
• 生野菜やフルーツで体内の熱を下げる
• 涼しい場所で休息する
• 月光浴をする
• コリヤンダーやカルダモン、ターメリックなどの、消化作用や新陳代謝を活性化させるスパイスを摂る

KAPHA

KAPHA

穏やかで寛容、自制心の強い性格がカパタイプの特徴といわれています。

特徴

• 平和主義
• 行動が慎重でゆっくりしている
• 愛情に溢れ寛大
• 辛抱強い
• 穏やかで安定的
• 思考が鋭く頑固な一面もみられる
• 身体が冷えやすい

愛情に溢れ、寛大で情け深く魅力的、といわれているのがカパタイプです。

物事をこつこつと辛抱強くやり通すことが出来るため我慢強い分、頑張りすぎて、気持ちが停滞気味になりやすい一面もあると考えられています。

バランスが崩れると、頭が不活発で鈍感になり、頑固、無気力になってしまう性質も持ち合わせているといわれています。

鼻や喉、胸を冷たい空気にさらさないようすると、心地よく過ごせるはずです。

おすすめの過ごし方

• 毎日の運動
• 新しいものに触れ、刺激を受ける
• 身体を冷やさないようにする
• 温かい飲み物やスープ、身体を冷やさない食材を食べる
• 身体を温めるブラックペッパーを摂り、体温を守る

アーユルヴェーダの考え方として、五大元素「地、水、火、風、空」というものがあり、これは、物質の状態や性質を表しています。

３つ体質、ヴァータ・ピッタ・カパは、この５大元素が基となり、発展したと考えられています。

誰でも持ち合わせているドーシャ。
ドーシャのバランスにより、体質や性格の違い、特徴が現れると考えられています。

また、元からから持っているドーシは、生活環境や習慣、季節や年齢によって変化していくと考えられています。

　まとめ

私たちの身体に起こる様々な現象や体調の変化、心身の状態や個人の性質によって、バランスに差が出てくるアーユルヴェーダ。

私達が日々生活していくうえで、生活環境の変化による体調の変化からは、どうしても逃げることは出来ません。

ならば、「どのように身体を支えてあげるか」これが大きな課題になるかと思います。

身体のバランスを整え、心も身体も健康にしてくれるアーユルヴェーダ。

Luz

バランスの乱れを整えていき、心身の健康を取り戻していくことは、これから私たちが生きて行くうえで、必要不可欠な要素だと思います。

自分の性質を把握することは、自然と苦手な環境や自分の体調が理解できるようになり、健康的に暮らしていけるきっかけにもなるはずです。