はじめまして。
東京の港区白金高輪にある、Luz Private Holistic Salonの代表をしている鈴木迪子です。
私が個人サロンをオープンするにあたり求めていたものは、同業者の方や独立した方の経験談でした。
「独立」するうえで、他の人がどのように考え行動していたのか、どういう経緯で独立しようと思ったのかなどを知る必要がありました。
人の体験談には、ヒントがたくさん詰まっています。
その体験談を自分に置き換え落とし込み、どれだけ活用できるかが大切になります。
深い所まで知りたいのに調べても情報が出てこない。圧倒的にリアルな情報が少ないと感じました。
ですので、これから個人サロンをオープンさせたいと思っている方や美容職の方、身体に関わる職業の方へ向けた自己紹介を含め、「どうして独立したのか」「どうやってサロンを作り上げたのか」など、体験したことをベースにお話していきます。
自己紹介
トータルビューティーサロンにて、ネイリスト・エステティシャンとしてキャリアをスタートさせました。
その後、さらなる技術の高みを目指し、業界大手のエステティックサロンSPAで働き、その後独立。
美容業界に入ってから、10年以上が経ちました。
今までの経験から、「お一人お一人に寄り添えるサロンを造りたい」と思い、プライベートホリスティックサロンをオープンさせました。
SNSやWEB、チラシなどの作成や運営、サロンデザインなども全て自分で行い、こだわりの空間を作り上げました。
ホリスティックサロンの理由
「ホリスティックサロンって何?」と言われることがあります。
まだ日本では馴染のないホリスティック。
ですが、本当の意味で身体を美しく健康にするには、「全体を見る」という意味で使われるホリスティックのように、身体の機能、心、生活環境と、身体を取り巻く環境全体を見る必要があると思いました。
私自身の体験として、鎮痛剤やホルモン剤を長期で服用していたことにより、起き上がることも出来ない程に身体のバランスを崩してしまったことがあります。
その事がきっかけとなり、身体のバランスを整えることの大切さを実感しました。
「血流が促進されくすみが取れ、お肌が白くなる」
「身体のコリやこわばりが解消され姿勢が美しくなる」
「自律神経やホルモンバランスが整うことで身体が整い健康になる」
このように、身体の中が整うからこそ、外見の美しさも整うものだと思っています。
もちろん、年齢や生活環境、その時々で必要な美容も健康も変わります。
ですが、これからの時代は、このような美しさを伝える場所が必要だとも思っています。
美容業界に入ったきっかけ
今はホリスティックサロンとしてエステティックやネイルなど、様々な美容法を提供していますが、美容業界に入ったきっかけはネイルからでした。
私は幼少期から音楽を勉強していたため、爪が伸ばせずいつも深爪、当時はマニキュアなどのネイルアートもできませんでした。
気付いた時には指は太く、手は筋肉質でぷにぷにしており、それを同級生に指摘されたこともありました。
それがきっかけで手にコンプレックスを持っていたので、ネイルというものに途轍もない憧れを持っていた事を覚えています。
今思うと、美容業界に入ったきっかけは、そこに結び付くのかなと思います。
絶対ネイリストになる!なんていう強い思いはなく、手先が器用だったため飛び込んだネイルの世界。
ネイルスクールに通い始め、ネイルスクールを卒業するタイミングでネイルサロン兼エステサロンで働き始めます。
これが私の美容業界に入ったきっかけです。
有名なネイリストになってやる!というより、その時やりたいと思ったことを思い付くままに行動していたら、ネイルにご縁があった。という方がしっくりくる始まりでした。
エステティックとの出会い
この時働き始めたサロンには、約6年間在籍します。
このサロンでは、ネイルの他にエステティックの業務にも入るのが必須でした。
今では考えられないですが、当時の私はエステティックという存在しか知らない程度でした。
ネイルのサロンワークに入りながらエステの勉強を始め、空いた時間やサロンの営業後に講習を行い、個人的に講習会に行ったり座学も行いました。
お客様に入るまでは何回もチェックを行い、合格すると晴れてサロンワークデビュー。
これが私のエステティックとの出会いです。
独立へ向けて
独立への第一歩は転職でした。
サロンで働き始めてから6年も経つと、ネイルでもエステでもご指名をいただく事が増えていました。
それと同時に、このサロンでできる事や学べる事の限界を感じてもいました。
新人の時はいいのですが、仕事に慣れてくるとスタッフ間の仕事に対する価値観に差が出てきます。
目標をもって向上していきたいタイプと現状維持で働きたいタイプ。
ここは難しい問題で、どの職種にも出てくる問題だとは思うのですが、サロンの中でこの差が明確になる程働きにくくなるのも事実です。
もともと向上心が強いタイプの私は、スキルアップは出来てもレベルアップは難しいと判断し、転職を決意しました。
この時点では、「いつ独立したい」など明確な独立計画はありませんでした。
ですが、「自分がいつかサロンを造るならネイルとエステ、両方できたらいいな」「こんなコンセプトにしたいな」という考えはありました。
ですので、サロンコンセプトを実現できる実力を身に付ける必要がありました。
独立した理由
私が独立した理由、それはとてもシンプルな事です。
自分がやりたい事をするには独立という道しかなかった。
ただそれだけでした。
「出来る限りお客様のご希望に沿えるコース内容を提供したい」
「回数券を扱わなくてもいいサロンにしたい」
「決まった内容ではなく、毎日変わる身体に対して向き合いたい」
お客様と接する中で「こんなサロンがあったらいいな」と思う理想のサロンは、いくらでも頭の中に浮かびました。
ですが、そのような理想のエステサロンは何処にもありませんでした。
ないなら作ろう。
自分のやりたい事をするには独立しかない。
そんな気持ちから、独立を決意しました。
伝えたいこと
美容職というと、華やかなイメージを持たれている方も多いと思います。
ですが、実際は想像とは全くといって良いほど違います。
確かに外から見える部分は華やかでなければいけません。
ですが、中身は超が付くほどの体育会系です。
そして、技術職なので実力社会でもあります。
私達の仕事は、お客様にお越しいただいて始めて成り立ちます。
いくら勉強をしても、いくら準備をしても、お客様の大切な時間を使ってお越し頂かない限りは仕事になりません。
私達がお客様に接している時間は、自分の時間ではなくお客様の時間です。
「人の時間をもらっている感覚を忘れないこと」
これは、私がこの仕事の中で一番大切にしていることです。
感謝する気持ちや当たり前ではないことって、頭ではわかっていても慣れてしまうことがあると思うんです。
人ってそういう所があると思います。
ですが、この仕事は、お客様の身体に触れ、感情に触れ、生の声にも触れられます。
慣れる暇なんかないんです。
それって、とても有難いことだとは思いませんか。
だからこそシビアですが、そんな仕事にやりがいを持っていますし、そんな仕事をしている自分が好きです。
独立してまだまだ日は浅いですが、個人サロンをオープンさせるときの不安や悩みも感じてきました。
皆さんに近い距離だからこそ伝えられることがあると思います。
自分が経験してきたことをお伝えすることで、お会いできないたくさんのお客様の「特別な時間」が増えたら良いなと思っています。
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